セウォル号沈没事故の控訴審で、殺人罪が認めらて無期懲役を言い渡された船長など乗組員15人全員が、日本の最高裁判所にあたる韓国大法院に上告しました。
光州高等裁判所が7日、明らかにしたところによりますと、先月28日に控訴審判決を言い渡された船長など乗組員15人全員が、上告期間の今月5日まで、上告状を提出したということです。
一方、検察は、船長、1等航海士、操舵手ら6人に対してだけ、上告しました。
上告審では、控訴審で認められた船長の殺人罪を大法院が認めるかどうかが争点となりそうです。
光州高等裁判所は先月28日、船長に対しては、1審の、遺棄致死の罪は認めたものの、殺人罪は認めなかった判決を覆して、殺人罪を有罪とし、無期懲役を言い渡しています。
また残りの14人の乗組員に対しては、1審より軽い懲役1年6か月から12年を言い渡しています。