北韓は8日、韓国の海軍艦艇が最近、北韓の領海を数回侵犯したとして、韓半島の西の海で、北韓の領海を侵犯した場合は、今後、予告なしで照準射撃を加えると警告しました。
これは、朝鮮中央通信が8日に伝えたものです。
それによりますと、北韓の西南戦線軍司令部は8日、「非常特別警告」を出し、「今この時刻から海上分界線を侵犯するかいらい海軍艦艇に対し、予告なく照準打撃を加える」と明らかにしたということです。
北韓は5月1日から7日まで、毎日2~3回、延べ17隻の韓国海軍艦艇が北韓の領海を侵犯し軍事的挑発を行ったと主張しました。
このところ、ワタリガニ漁の最盛期を迎え、韓国当局が違法操業する外国漁船に対する取締りと西海の警備を強化していることに対する不満を示したものとみられています。
西南戦線軍司令部は、今回の警告は「委任」によるものだとして、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示があったことを示唆しました。