北韓はロシアに対して、核保有国認定を求めたことが分かりました。
韓国政府関係者が10日明らかにしたところによりますと、北韓は最近、ロシアに対して核保有国認定を求めたもののロシアが要求を拒んだということです。
この関係者は、モスクワで9日に開かれた戦勝70周年記念式典に金正恩第1書記が出席しなかったのもそのためだとしました。
北韓は、2013年5月には金正恩第1書記の特使として崔龍海人民軍総政治局長を中国に派遣し、その際にも核保有国認定を求めましたが、中国は要求を受入れませんでした。
北韓は2012年4月に憲法を改正し、北韓が核保有国であると明記しています。
一方、北韓の国営朝鮮中央通信は9日、潜水艦から弾道ミサイルを発射する実験を行い、成功したと伝えましたが、北韓が核保有国であることを既成事実化するための動きと受け止められています。