大統領特使として、モスクワで開かれた対ドイツ戦勝70年記念式典に出席した尹相現(ユン・サンヒョン)大統領特別補佐官は、現地で北韓の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長に会い、南北関係改善に向けた韓国政府の立場を伝えたことが分かりました。
尹相現大統領特別補佐官は10日、モスクワで記者会見し、無名戦士の墓に献花する際や午餐会の会場に移動する際に金永南委員長に会い、南北関係改善に向けた韓国政府の意志を伝えたと述べました。
これに対して、金永南委員長は、真摯な心が集まれば南北関係も良い方向に向かうだろうと答えたということです。
韓国政府は昨年末から北韓に対して南北当局間の対話再開を提案していますが、実現していません。