韓国の国家人権委員会は12日、韓国国籍の4人を抑留している北韓当局に対して遺憾を表明し、4人との接触を許容するよう促しました。
人権委員会は声明で、北韓は宣教師のキム・ジョンウクさんなど韓国国民4人を抑留しており、家族との面会を含む外部との接触を一切禁じていると指摘しました。
そして、北韓が国際人権規範に基づき、4人に対して電話や手紙など外部と通信できる十分な機会を与えるとともに、韓国政府が選任した弁護人の助力を受ける権利を保障するよう求めました。
人権委員会は「4人が早期に送還されるよう、国際社会と共に最大の努力を傾けていく。韓国政府も送還のために積極的な措置を取るべきだ」としました。
北韓には現在、2013年10月に敵対行為の容疑で拘束された宣教師のキム・ジョンウクさん、今年3月にスパイ容疑で逮捕されたキム・グクキさんとチェ・チュンギルさん、今年4月に不法入国で拘束されたチュ・ウォンムンさんが抑留されています。