韓国教育課程評価院が12日に公表した「歴史教育課程試案」によりますと、2018年度から使用する高校歴史教科書は、近代以前の記述を増やし、近代以前と近代以降の内容を6対4の割合にすることにしています。
現行の教科書では近代以前と近代以降の記述が半分程度ずつとなっています。
高校の歴史教科書については、近代以降の内容が相対的に多すぎるとの指摘があり、こうした意見を反映したものです。
教育部の関係者はこの試案について、それぞれの時代別の配分のバランスを取る必要があるとして、肯定的に評価しました。
ただ、近代以降の記述を減らすのは世界の歴史教育の流れに反するとの指摘もあります。
一方、中学校の歴史教科書については、これまでは韓国史と世界史の記述が別々になっていますが、2018年度から使用する歴史教科書は、韓国史と世界史の同時代の内容を統合して記述するなど、韓国史と世界史の連携を強化することにしています。