韓国の国民が保有する資産から負債を差し引いた「国富=国民純資産」は、およそ1京1039兆ウォン、日本円でおよそ1204兆円であることがわかりました。
韓国銀行と統計庁が13日、発表した2013年の国民の貸借対照表(バランスシート)によりますと、韓国の国民純資産は、1京1039兆2000億ウォン、日本円でおよそ1204兆2700億円で、前の年に比べて3.5%増えました。
これは、GDP=国内総生産の7.7倍にあたるもので、5.9倍のオーストラリア、3.5倍のカナダ、6.4倍の日本など主要先進国を上回りました。
これについて韓国銀行は、韓国の不動産資産の価格が相対的に高いためと分析しています。
国民純資産 のうち、非金融資産は1京1078兆5000億ウォン、金融資産はマイナス39兆3000億ウォンでした。
なかでも土地や建物などの不動産資産は、およそ9790兆ウォンで、国民純資産 に占める割合は89%に上りました。
また、1世帯が2.6人と想定した場合、世帯あたりの純資産は、前の年に比べて522万ウォン増えて、3億3085万ウォンでした。
これは、アメリカの60%、日本の81%にあたります。
国民貸借対照表は、国内の資産の構成や増減を把握するために去年から、年に1回作成されています。