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社会

日本運輸安全委員会 「アシアナ機、事故直前に着陸やり直し試みる」

Write: 2015-05-14 11:34:01Update: 2015-05-14 11:34:01

日本運輸安全委員会 「アシアナ機、事故直前に着陸やり直し試みる」

先月、アシアナ航空機が広島空港での着陸時に、滑走路から外れて停止した事故で、事故機が、手順に従って正常に着陸していたところ、視界が急激に悪化したため、事故直前に着陸をやり直そうとしたものの、間に合わなかったことが、日本運輸安全委員会の調査でわかりました。
韓国国土交通部の航空鉄道事故調査委員会は13日、日本運輸安全委員会が発表したフライトレコーダーの分析結果を公開しました。
それによりますと、アシアナ航空のエアバスA320型機は先月14日午後8時過ぎに、広島空港に着陸しようとしましたが、滑走路を外れて停止しました。
当時、空港には雨が降っていましたが、風は弱く、事故機は、夜間や霧などの視界が悪い時に、パイロットが機内の計器だけに頼って進入着陸する「計器着陸」の手順に従って、正常に着陸を試みたということです。
しかし、事故の2分前から急激に視界が悪化し、事故機は、滑走路手前の誘導用アンテナに両翼のエンジンとランディングギアが衝突し、着陸後、進行方向に向かって左側にそれ、半回転して停止しました。
事故機の飛行速度は一定でしたが、衝突する直前、着陸をやり直そうと上昇を試みていたということです。
エンジン出力は衝突前まで一定で、著しい変化は見られなかったということです。
フライトレコーダーの分析で当時の状況は、明らかになりましたが、パイロットの過失や管制の問題など、事故の原因が明確になるまでには、1年ほどかかる見通しです。
航空鉄道事故調査委員会は、日本当局と協力して、事故原因の解明に努めるとしています。

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