徳寿宮のトルダムギル、石垣道が全面開放され、早ければ来年からトルダムギルに沿って徳寿宮の周りを一周できるようになりそうです。
徳寿宮を囲んでいるトルダムギルは、総延長1.1キロメートルの循環路ですが、1884年にイギリス大使館ができてからは、大使館の敷地となった70メートルと大使館につながる連結路100メートルの170メートルは、一般人の出入りが禁止されています。
そこでソウル市は、去年10月からイギリス大使館側に「徳寿宮トルダムキル回復事業」を提案し、トルダムキルを市民に開放するよう求めてきていて、イギリス大使館がこれに応じたものです。
ソウル市とイギリス大使館は14日、トルダムキルの全面開放に向けた覚書を締結し、早ければ、来年から、トルダムキルに沿って徳寿宮の周りを一周できるようになる見通しです。
トルダムキルの全区間が開放されるのは130年ぶりで、ソウル市は、徳寿宮の守門将とイギリスの近衛兵が巡回警戒する催しなども実施したいとしています。