韓国の警察庁は2005年から治安維持システムを各国に伝えるプロジェクトを進めていますが、その過程で放水車や催涙弾などの暴動鎮圧用装備の輸出が進んでいることが分かりました。
暴動鎮圧用装備は、中東のオマーンに2012~14年までの3年間、放水車57台など、700万ドル相当が輸出されました。
また、具体的な輸出額は確認されていませんが、東南アジアのインドネシアにも関連装備が輸出されました。
ただ、こうした動きについては、憂慮する声も出ています。
外交部の関係者はこうした動きについて、暴動鎮圧用装備は民間人を対象に使われることから、該当国家で韓国のイメージを損なうことにつながる恐れもあり、中東諸国へ暴動鎮圧用装備を輸出することで韓国がイスラム過激派組織などのテロの標的になる可能性も排除できないと指摘しています。