韓国で販売されるほとんどの小型無人飛行機=ドローンに、空港近くでの飛行防止プログラムが組み込まれることになりました。
ソウル地方航空庁が18日、発表したところによりますと、ソウル地方航空庁は世界最大のドローンメーカー、中国のDJIと協力し、韓国国内で販売される製品には、空港から半径2キロ以内では作動しなくなる飛行防止プログラムを組み込むことにしたということです。
すでに販売された製品については、プログラムをアップグレードする際に、飛行防止プログラムが取り込まれます。
ドローンの飛行が禁じられる空港は、仁川(インチョン)国際空港をはじめ、全国の15の空港すべてです。
ソウル地方航空庁は、これによって旅客機とのニアミス=異常接近や、保安区域である空港内での航空撮影などを防ぐことができると期待しています。
DJIは、韓国で趣味や航空撮影向けにもっとも人気のある「ファントム(Phantom)」シリーズのドローンを製造しているメーカーで、韓国市場でのシェアは去年、80%と、首位を占めています。