海外の女性平和運動団体「ウィメン・クロス DMZ（Women Cross DMZ、WCD）」が韓国と北韓を隔てるDMZ＝非武装地帯を徒歩で縦断し、韓国入りする計画について、韓国政府が求めた経路の変更は難しいという立場を示しました。
「ウィメン・クロス DMZ」は、40人あまりの参加者が、24日に北韓を出発し、板門店経由で韓国入りするとして、韓国政府に承認を要請していました。
韓国政府は今月15日、計画について承認する考えを明らかにする一方で、ただ、安全の問題や出入国手続きを考慮し、板門店ではなく、北韓の開城（ケソン）と韓国の坡州（パジュ）をつなぐ京義線の陸路を利用するよう主催者側に求めていました。
ウィメン・クロス DMZは現地時間の17日、韓国の日刊紙に送ったメールで、「この行事の目標は、韓国戦争を終わらせることにある。板門店は休戦協定が署名された場所として、韓国戦争の『生ける遺物』だ」と強調しました。
また、「韓国の多くの女性たちが、板門店の南側で私たちを歓迎するために数か月にわたって準備してきた。韓国政府は自国の女性たちの努力を尊重し、板門店からの韓国入りを認めてほしい」と述べました。