5月25日は、陰暦4月8日の釈迦誕生日で、韓国では国民の祝日です。
ソウル中心部にある曹渓寺（チョゲサ）をはじめ全国各地にある2万あまりの寺では、釈迦誕生を祝う法要が行われました。
曹渓寺の法要は、悟りを得るという意味の、鐘を28回打ち鳴らす儀式で始まり、「セウォル号」沈没事件の遺族や職場を解雇された労働者ら多数が参加しました。
曹渓宗のジャスン総務院長は、集まった人たちに「日本からの独立70周年を迎えて南北は70年の対立に終止符を打ち、対話と交流を通じた信頼を築くべきだ」と述べ、南北の和合と世界平和を祈願しました。
ことしは南北の仏教界が共同で採択する統一と平和を祈る祈願文が4年ぶりに発表されました。この南北仏教界の統一祈願文は、1997年から毎年発表されてきましたが、南北関係が悪化した2012年以後は中断されていました。