再発率の高い肝臓がんの治療に免疫細胞を用いることで再発率を抑える治療法が、韓国の大学病院の研究チームによって世界で初めて開発されました。
ソウル大学病院の消化器内科の研究チームが2008年から2012年まで、韓国国内の5つの病院で230人の肝臓がん患者を対象に臨床実験を行って、27日、結果を発表しました。
それによりますと、患者本人の血液から免疫細胞を抽出、培養し、体内に注入する方法で治療を行った結果、再発せず生存する期間が1.5倍延びたということです。
完治後、2年以内の再発率は28%、4年以内の死亡率は4%で、この方法による治療を受けなかった患者に比べて極めて低っくなっています。
研究チームは、「正常な細胞は攻撃せず、がん細胞だけを攻撃するため、副作用を最小限に抑え、効果を最大限に引き上げることができる」と説明しています。
ただ、1回に500万ウォンに上る治療を8回にわたって行うため、費用の負担があることや、まだ肝臓がんのステージ1期から2期の、3センチ以内の腫瘍にだけ効果があるという限界があり、改善が求められます。
研究結果が盛り込まれた論文は、消化器学でもっとも権威のある学術誌「Gastroenterology」の最新号に掲載されました。