マーズ=中東呼吸器症候群(MERS)に感染した人が、韓国で新たに3人確認され、国内の感染者は13人になりました。
保健福祉部の疾病管理本部によりますと、29日夜、最初の患者と同じ病棟に入院していた49歳の女性の感染が確認され、30日にはその女性を看病していた夫の感染も確認されたということです。
また最初の患者と同じ病棟に入院していた79歳の女性の感染も新たに確認され、
韓国国内の感染者は合わせて13人になりました。
最初の感染者は、症状が出たあと今月12日から27日にかけて合わせて4つの病院を転々として外来診療や入院をしていて、感染者12人のうち、10人は最初の患者が15日から17日まで入院していた病院で感染しています。
疾病管理本部では、これまで感染が確認された人は最初の患者と直接または間接的に接触があったとして、これ以上の3次感染は発生していないと説明しています。
保健当局は、最近、マーズの感染者が出たとする病院の名前や間違った予防方法などのデマがSNSで広がっているとして、厳しく調査することにしています。