海外に長期滞在している韓国人のための韓国学校に通う児童・生徒の数が、ここ1年間で8%増加したことがわかりました。
教育部によりますと、ことし3月1日を基準に、海外で運営されている韓国学校は15か国の32か所で、在校生は合わせて1万3337人に上っており、去年に比べて1015人増加しているということです。
在校生の数で見ますと、小学校が5961人でもっとも多く、続いて高校、中学校、幼稚園の順でした。
国別で見ますと、中国にある韓国学校に通う児童・生徒の数が6527人でもっとも多く、続いてベトナム、日本、フィリピンなどの順でした。
これについて教育部の関係者は、「中国とベトナムでは、海外事業を展開している韓国企業の駐在員の数が多いうえ、最近は、景気不振の影響で、海外駐在員の子どもに対する学費の支援額を減らす企業が増えているため、現地の学校に比べて学費が割安な韓国学校に転校する児童・生徒が増えているものとみられる」と説明しています。