中東呼吸器症候群の感染拡大が懸念されるなか、大韓航空やアシアナ航空、済州航空など韓国の航空会社は3日、熱や咳の症状のある乗客について、搭乗を拒否する方針をまとめました。
韓国では、マーズ=中東呼吸器症候群でこれまでに2人が死亡、三次感染者が3人に増えたほか、感染が疑われる398人を含む1364人が隔離対象となるなど、被害が広がっています。
こうしたなか、大韓航空やアシアナ航空、済州航空など韓国の航空会社は、それぞれ会社別にマーズ対策チームを立ち上げ対策に乗り出しました。
それによりますと、いずれの航空会社も、感染拡大を予防するため熱や咳の症状のある乗客については、あらかじめ搭乗を拒否する方針を決め、早急に実施するということです。