韓国では消費者の10人に3人が、衣類や化粧品だけでなく、食品や日用品もインターネットで購入していることがわかりました。
これは、世界的なマーケティング・リサーチ会社「ニールセン」が世界60か国の消費者3万人あまりを対象に購買行動について調査して、3日、分析結果を発表したものです。
それによりますと、韓国の消費者のうち、食品や日用品を購入する際、インターネット通販を利用している人は35%に上り、これは、世界の平均の25%を10ポイントも上回っているということです。
韓国の消費者は、これから6か月以内にインターネットで購入したい商品の上位20位以内に、シャンプー・コンディショナー、化粧品、歯磨き粉などの日用品や、ナッツ類、シリアル食品、果物などの食品が含まれていました。
地域別には、アジア・太平洋地域で食品や日用品のインターネット通販の利用がもっとも盛んでした。
これは、人件費が安く、人口密度が高いため、比較的低いコストで配送サービスが提供できることが背景にあるとみられます。
これに対して、人件費の高いヨーロッパでは、食品や日用品をインターネットで注文したあと、消費者自身が店舗で受け取る「クリック・アンド・コレクト」サービスが多く利用されていました。