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社会

マーズ感染者 35人に

Write: 2015-06-04 15:14:29Update: 2015-06-04 17:12:33

マーズ感染者 35人に

韓国の保健福祉部は4日、マーズ=中東呼吸器症候群の新たな感染者を確認したと発表しました。これで、韓国人の感染者は35人に増えました。
新たに感染が確認された5人のうち2人は、先月15日、韓国で最初の感染者と同じ病棟にいた入院患者を見舞った際に感染したとみられています。また、医療関係者2人の感染も確認されました。1人は、最初の感染者と同じ病院に勤める医療スタッフで、もう1人は、別の医療機関で2次感染者の診療にあたっていました。残る1人は、別の医療機関で2次感染者と同じ病室を使った患者です。これで、3次感染者は5人となっています。
現在、感染が疑われる症状が出て検査を受けている人は100人近くいて、隔離対象者は1605人となっています。
ところで、韓国中部の大田(テジョン)にある病院に腎不全で入院し、2次感染者と同じ病室を使用していたことが確認され、隔離治療を受けていた、マーズの疑いのある80代の男性が3日夜、死亡しました。
ところで、韓国でのマーズの感染拡大を受けて、感染力が強まるようなウイルスの変異が起きた可能性が指摘されていますが、保健福祉部は4日、記者会見し、「早ければ5日に変異の可能性について説明する」と明らかにしました。
現在、政府当局は、感染が確認された患者から得たウイルスの遺伝子サンプルを疾病管理本部の国立保健研究院に送り、遺伝子の分析を行っています。
香港大学のウイルス学者で、新型コロナウイルスがSARS=重症急性呼吸器症候群を引き起こしたとの発見で重要な役割を果たしたマリク・ペイリス氏は4日、香港でインタビューに応じ、「コロナウイルスの拡散速度が韓国で著しく速くなっている。ウイルスに何らかの変化があったのではないかと疑われる」と指摘し、ウイルスの特徴をできるだけ早急に突き止めることが重要だと強調しています。

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