保健福祉部は６日、新たに9人がマーズ＝中東呼吸器症候群に感染したと発表しました。いずれも病院内での感染だということです。
これで韓国でのマーズ感染者は死者4人を含めて50人になりました。
新たに感染が確認された9人のうち3人は、最初の患者から多数の感染者が出た京畿道平沢(ピョンテク)市の平沢聖母病院に入院していた50代の女性2人と、20代の医療関係者1人で、残り6人は、2次感染者が入院していたソウルの三星ソウル病院など二つの病院の患者と家族です。
これで平沢聖母病院で感染した患者は合わせて33人に増えました。
一方、感染が確認されて隔離治療を受けていた患者のうちひとりが、症状が好転し、ウィルス検査の結果、陰性反応が出たため、5日に退院しました。
退院したのは、最初の患者を看護していた妻で、夫とともに先月20日から隔離治療を受けていましたが、一週間後には体温も正常に戻るなど症状が好転していたということです。
隔離治療を受けていた感染者が退院したのは、これが初めてです。