マーズ=中東呼吸器症候群(MERS)の感染が拡大しているのにともなって、韓国旅行を取り止めた外国人観光客の数が2万人を超えました。
韓国観光公社によりますと、マーズの流行が広がった6月1日から4日までの4日間に、予約していた韓国旅行をキャンセルした外国人観光客は合わせて2万600人に達しました。
国別で見ますと、中国が4400人でもっとも多く、続いて台湾2900人、日本1000人などの順となっています。
旅行業界の関係者は、「最近韓国を訪れる中国人観光客の数が月平均で50万人に上っていたが、このまま行くと、6月だけでも10万人以上の中国人観光客が韓国旅行を取りやめることになりそうだ」と述べ、懸念を示しました。