外交部は、マーズ=中東呼吸器症候群についての情報を迅速に提供するためソウルにある110の大使館などとの間で、外国人向けのホットラインの整備を進めることになりました。
外交部の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官は9日の定例会見で、ソウルに駐在する110の大使館などに外国人専用のホットラインを整備することにし、すでに作業を始めていることを明らかにしました。
外国人向けのホットラインの整備は、韓国政府が8日、各国の韓国駐在外交官を対象に行ったマーズ関連の説明会で、駐在外交官からの要請を受けて実施されるもので、正確な情報を共有するとともに、感染の疑いのある外国人に対して迅速に対応できるものと期待されています。
8日の説明会には、韓国にある110の大使館のうち78か国の関係者と、WFP=国連世界食糧計画事務所など7つの国際機関の代表が出席し、自国民の保護に混乱が生じているとして韓国政府の対応に強い不満が提起されました。