韓国でマーズの感染が広がっていることを受けて、台湾や香港が旅行警報の段階をより厳しくしました。
台湾の保健当局は、これまでソウルだけにとどめていた旅行警報を、韓国全域に拡大しました。
また香港の保安局も、韓国への旅行警報を3段階のうち一番下から一つ引き上げて、不必要な旅行を自粛し予定を調整するよう勧告しています。これを受けて香港の旅行業界は、予定されていた韓国への団体旅行をすべて取り消しました。
さらにマカオ政府もマーズへの対応段階を「高度警戒」に引き上げ、韓国への渡航の自粛を呼びかけています。
一方、日本は、韓国に在住または旅行中の日本人の安全確保と情報収集のため、ソウルの日本大使館と釜山の総領事館にマーズ対策本部を開設しています。