マーズ=中東呼吸器症候群への感染者が増えるのにつれて、消費が減り、観光、文化、レジャーなど一部のサービス業の売り上げが落ち込んでいることがわかりました。
企画財政部が10日にまとめた経済動向によりますと、今月第1週のデパートの売上高は、去年の同じ時期に比べて16%も減少しました。
また映画の観客は55%、遊園地の入場者は60%、博物館の入場者は81%も減っています。
さらに中国と台湾からの観光客3万人が韓国訪問を取り消すなど、中華圏を中心に韓国旅行を取りやめる外国人観光客が大幅に増えています。
企画財政部は、マーズがこれ以上広がらなければ、経済的な影響はさほど大きくないとみられるものの、さらに感染が広がって消費者心理が過度に落ち込めば、経済の流れにマイナスの影響を与えるおそれがあるとしています。