マーズ=中東呼吸器症候群で、初めて妊娠中の女性の感染者が確認されました。
この女性を含めて、新たに14人の感染者が確認され、感染者は、全部で122人となりました。
保健福祉部は11日、マーズの感染者が新たに14人確認され、感染者の数は累計で122人になったと発表しました。
新たに感染が確認されたうちの1人は、39歳の妊婦で、ソウル江南(カンナム)区の三星ソウル病院に入院中の先月27日に、この病院の救急室で治療を受けていた義理の母親に面会に行った際に感染したものとみられています。
症状は軽く、容体は安定しているということですが、妊娠中の女性への感染が確認されたのは、これが初めてです。
また新たに感染が確認された14人のうち8人は三星ソウル病院で感染したと推定され、このうち77歳の女性は、救急室ではなく、外来診療を受けるために病院を訪れた際に感染したものとみられています。
これまで三星ソウル病院で感染した人は、全員、救急室で治療を受けていました。
対策本部は、女性の感染経路を詳しく調べています。
また現在、隔離対象になっている人は3491人で、このうち感染の疑いがある人は211人となっています。