旧日本軍慰安婦の被害者2人が、11日、亡くなりました。
このうちキム・ウェハンさんは11日夜8時40分、京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)市の病院で、老衰のため亡くなりました。80歳でした。
キム・ウェハンさんは、1934年に慶尚北道(キョンサンブクド)安東(アンドン)で生まれ、11歳だった1945年に慰安婦として北海道に連れていかれたということです。
もう一人のキム・ダルソンさんは、ことし90歳で、同じ11日の夜9時20分、慶尚北道(キョンサンブクド)浦項(ポハン)市の病院で、老衰のため、亡くなりました。
キム・ダルソンさんは、1925年に浦項(ポハン)で生まれ、裕福な家庭で育ちましたが、19歳だった1943年に日本の警察によって連行され、ミヤンマーで慰安婦生活を余儀なくされということです。
2人が死亡したことから、韓国政府に登録されている慰安婦被害者238人のうち、生存者は50人となりました。