中東呼吸器症候群の感染が拡大している三星ソウル病院は13日、部分的な閉鎖措置を取ることを決めました。
この病院の患者搬送担当者の感染が確認され、さらなる感染拡大の恐れがあることから、保健福祉部の対策本部が13日夜9時過ぎに病院側に対応を促し、三星ソウル病院は患者の外来診療や入院の受け入れを制限するなど、部分的な閉鎖措置を取ることにしたものです。
この患者搬送担当者は業務上病院内での移動範囲が広く、接触者も多かったことから、さらなる感染拡大の恐れが指摘されています。
保健福祉部の対策本部はこの担当者と接触した可能性のある患者や見舞い客らの把握に努めています。
三星病院では先月29日に救急室を訪れた患者の感染が確認されましたが、救急室の一部を消毒するなどして、患者の治療を続けていました。