韓国の対日本貿易収支赤字は国交正常化から50年間で合わせて5164億ドルに上ることが分かりました。
関税庁と韓国貿易協会が14日に公表したまとめによりますと、1965年6月の国交正常化からことし4月まで、韓国の日本に対する輸出は合わせて6144億ドル、輸入は1兆1031億ドルで、貿易収支は5164億ドルの赤字でした。
貿易収支の赤字は2010年の361億ドルをピークに4年連続で減っていますが、韓国は主要輸出品である半導体や携帯電話、液晶パネルなどの製造に必要な部品などの中間財を日本から輸入していて、対日本の貿易収支が黒字に転換するのは難しい構造になっています。
全国経済人連合会のシンクタンク、韓国経済研究院の関係者は、ここ数年赤字が減っているのは日本への輸出が増えたためではなく、世界的な景気減速で各国への半導体や携帯電話の輸出が減り、日本からの中間財の輸入が減ったためだと指摘しました。