旧日本軍慰安婦の被害者12人が日本政府を相手取って起こした損害賠償請求訴訟の初めての調停期日が開かれましたが、日本政府側は出席しませんでした。
第1回調停期日は15日、ソウル中央地方裁判所で被告の日本政府側は出席せず、原告の慰安婦被害者側の弁護士だけが出席したなか、非公開で開かれました。
慰安婦被害者の弁護士は、「韓国の裁判所が送った訴状を日本政府が2回も送り返すなど裁判を引き伸ばそうとしている。日本政府側が送り返しても、調停期日をあきらめず、開き続ける」と話しています。
第2回期日は、来月13日に開かれます。
旧日本軍慰安婦の被害者12人はおととし8月、日本の植民地時代に日本政府によって強制的に連行されたとして、1人当たり1億ウォンを支払うよう求める損害賠償請求訴訟を起こしています。
訴訟に参加していた12人のうち2人は、すでに亡くなっています。