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韓半島

亡命の北韓軍兵士 発見前日にすでに韓国入り

Write: 2015-06-16 14:53:35Update: 2015-06-16 14:53:35

亡命の北韓軍兵士 発見前日にすでに韓国入り

このほど軍事境界線を越えて韓国に亡命した北韓軍兵士は、発見前日にすでに韓国入りして待機していたことがわかりました。
韓国では、北韓の兵士1人が15日午前8時ごろに韓国中東部の江原道華川付近の軍事境界線を越えて、韓国に亡命しています。
韓国軍の関係者が16日、明らかにしたところによりますと、北韓軍兵士は発見された前日の14日夜、北韓側の鉄柵を越えて、すでに韓国側DMZにある監視哨所にまで近づき、夜が明けるまで待っていたということです。
翌日の15日朝、韓国軍の監視哨所で警戒勤務に就いていた兵士が人影に気づき、相手を確認したところ、北韓軍兵士が「北韓軍」と答え、亡命の意向を示してきたということです。
政府合同調査によりますと、この北韓軍兵士は19歳で、北韓の後方地域で勤務していましたが、軍隊で日常的に行われた暴行などで、北韓社会に不満を抱き、亡命を決心、今月7日、所属部隊を離れ、14日に北韓側の鉄柵を越えて韓国入りしたということです。
しかし北韓軍兵士が夜明けまで待機していたところは、韓国軍の監視哨所から4メートルほど離れたところで、夜間の監視に不備があったのではないかとの指摘が出ています。
これについて、韓国軍当局は、「14日夜は、10メートル先も見分けがつかないほど、濃い霧がかかっていて、視界が制限されていた」と説明しています。
韓国では、2012年10月に北韓軍兵士1人が軍事境界線を越えて韓国入りし亡命を求めた際、この兵士が韓国軍の最前線部隊の兵舎をノックするまで侵入に気付かなかったため、責任者らを問責するなど波紋が広がりました。

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