別所浩郎韓国駐在日本大使は16日、日本軍慰安婦問題について、「韓日が共に満足できる状況に向かって進展することを希望する」と述べました。
これは、別所大使が16日、韓国の国立外交院外交安保研究所と日本国際問題研究所がソウルで共同開催した第30回韓日学術会議に出席したあと、聯合ニュースの取材に応じ、「韓日両国はこの問題の合意のために非常に努力している」とした上で、述べたものです。
この発言は、韓日両国が核心の争点で依然として意見の隔たりがあることを示唆したものとみられます。
両国は去年4月から慰安婦問題などを話し合う局長級協議を行っており、朴槿恵(パク・クネ)大統領がこのほど、アメリカのワシントン・ポストとのインタビューで、「韓国と日本の日本軍慰安婦問題の交渉が最終段階にある」と述べ、協議がどの程度進展しているのかに関心が集まっています。