マーズ=中東呼吸器症候群への感染を心配し、外出を控える人が増えていることから、ソウルの公共交通機関の利用者数が大幅に減ったことがわかりました。
ソウル市が17日にまとめたところによりますと、今月14日 の日曜日、公共交通機関を利用した人は569万8000人で、マーズ感染者が本格的に増え始める前の、5月31日の日曜日に比べて、22%も減っています。
交通手段別では、バスが21%、地下鉄が24%減っています。
また、道路を走る車の数も減少し、都心の通行速度は5月31日には時速26.4キロだったのが、今月14日には時速28.4キロと、7.6%速くなっています。
公共交通機関の利用者数は、平日も普段に比べて減少し、 今月15日の月曜日は、5月の最後の週の平日の平均に比べて14%減っています。
都心における車の通行速度は時速21.1キロで、13.4%速くなっています。