韓国がことし、3%の経済成長率を達成するためには、22兆ウォン規模の補正予算が必要だという見解が出されました。
民間シンクタンクの現代経済研究院によりますと、韓国経済は、2013年4月から6月までの第2四半期から徐々に回復していましたが、去年4月に発生したセウォル号沈没事故や輸出の減少、マーズ=中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大などの影響で景気後退が続いているということです。
これについて現代経済研究院は、「現在、ことしの経済成長率は2.6%になるとみられ、歳入で10兆ウォンのマイナスが生じると予想される。さらに、経済成長率を3%にまで引き上げるためには、12兆ウォンの追加の歳出が必要になると予想されるので、合わせて22兆ウォンの補正予算が必要になるものとみられる」と説明しています。