韓国のことしの経済成長率が2%台にとどまるという見通しが、政府系研究機関によって相次いで出されました。
政府系研究機関の産業研究院が22日、発表したところによりますと、韓国のGDP=国内総生産は、ことし上半期に2.6%、下半期に3.2%伸び、年間の成長率の見通しは、2.9%にとどまるということです。
これは、去年11月に示した見通しの3.7%より0.8ポイント下方修正されたものです。
これに先立ち、同じく政府系研究機関の韓国金融研究院は先週、韓国の経済成長率の見通しを3.7%から2.8%に大きく引き下げました。
いずれも、下方修正の理由として、輸出が落ち込んでいるなか、家計負債の負担などにより内需の増加が緩やかになっていることが挙げられています。