韓国では、干ばつや高温による水不足が続いているなか、野菜の供給量が例年に比べて大きく減り、価格が高騰していて、政府が野菜の需給対策に乗り出しました。
韓国では、干ばつや高温の影響で、野菜の生産量が例年に比べて大きく減少し、価格が跳ね上がっています。
玉ねぎは、価格が去年の2.5倍に跳ね上がったほか、白菜は76%、大根は75%値上がりしました。これらの供給量を見ますと、玉ねぎが14万トンほど足りないと予想されるほか、白菜や大根の供給量はことし9月まで、平年より21%減ると見込まれています。
にんにくも4万1000トンの供給不足が予想され、野菜の値上がりは当面続くとみられます。
これを受けて政府は、中国産の玉ねぎを早期に輸入するほか、白菜や大根8000トンを買い取って備蓄するなど、野菜の需給対策に乗り出しました。