マーズ=中東呼吸器症候群の感染者がさらに4人増えて、合わせて179人になりました。このうち、保健当局が設定した最大潜伏期間の2週を遥かに越えた患者がまた発生したほか、人同士の感染の疑いも出ており、保健当局が詳しく調べています。
保健福祉部は24日、新たに男女4人にマーズの感染が確認されたと発表しました。感染が確認されたのは、江陵(カンルン)医療院の看護師と、三星ソウル病院と建国大学病院に入院していた患者2人、そして平沢博愛病院に入院していた患者の家族です。
これで、感染者は179人となりました。新たな死亡者は出ていません。
このうち、保健当局が設定した最大潜伏期間を越えて感染が確認されたのは三星ソウル病院の救急室で診療を受けた後、病院で隔離治療を受けていた50歳の女性で、最大潜伏期間の2週間を12日も越えています。保健当局が設定した最大潜伏期の2週を遥かに越えた患者はこれで14人目です。
また、別の患者は、マーズに感染した家族から感染し先月末から今月初めまで病院に入院していた70代男性の家族の29歳の男性で、人同士の感染の疑いが出ています。このため保健当局が二人の感染経路について詳しく調べています。
さらに、自宅や医療機関などで隔離の対象となっている人は増加に転じ、300人あまり増えて、3103人となりました。
一方、完治して退院した人は合わせて67人です。