マーズ＝中東呼吸器症候群の感染者がさらに1人増えて、合わせて180人になりました。
韓国保健福祉部は25日、新たに1人の感染が確認されたと発表しました。
感染が確認されたのは、今月8日から12日にかけて釜山の病院に入院していた55歳の男性です。
これで、感染者は180人となりました。
また、死亡者は2人増えて、合わせて29人になりました。
このうち、1人は70代の女性で、今月5日にマーズ患者に接触していましたが、防疫当局の隔離対象から漏れていました。
さらに、10日に症状が出ていたものの当局は18日までこの患者を把握しておらず、その間、女性は病院4か所や薬局4か所などを訪問していました。
防疫当局はこの女性の訪問先を公開し、マーズの症状が出ている人に申し出るよう呼びかけています。
現在、治療中の患者は77人で、このうち15人の容体が不安定な状況です。
マーズが完治し、退院した人は7人増え、合わせて74人となりました。
現在、隔離対象となっているのは2642人で、前の日に比べ461人減りました。