緊迫したギリシャ情勢を受けて、韓国政府は経済全般への影響を点検し、対策を講じていくことにしました。
政府は、韓国経済は経常収支や貿易収支が黒字を維持しているなど堅調で、ギリシャとの貿易規模も大きくないため、ギリシャがデフォルトに陥るにしても、韓国から外国資本が急速に離脱するなど、経済全般への影響は制限的だと見ています。
ただ、世界の金融市場や実体経済が打撃を受ける可能性を排除できないとして、対策を講じていくことにしたものです。
その一環として、政府は今週から関係部署合同点検チームを稼動させ、ギリシャのユーロ圏脱退など、最悪の事態に備えた対策を講じることにしました。
一方、29日の韓国株式市場は緊迫したギリシャ情勢を受けて、総合株価指数は先週金曜日より33.82ポイント下げて2056.44で取引が始まり、結局、先週金曜日より29.77ポイント、1.42%下がって2060.49で取引を終えました。