韓国の国民が24時間をどのように過ごしているかを調べる「生活時間調査」で、5年前に比べて学習や労働時間は短くなったのに対して、睡眠や余暇時間は長くなったことがわかりました。
統計庁が、5年おきに行っている生活時間調査の結果を29日、発表しました。それによりますと、去年の韓国の児童・生徒の学習時間は、1日平均6時間17分で5年前に比べて32分短くなりました。
なかでも高校生の場合、学習時間は、5年前の9時間9分から40分ほど短くなって、8時間28分でした。
これは、2012年から実施された学校週5日制の効果とみられます。
これに対して、児童・生徒の睡眠時間は、1日平均8時間6分で5年前に比べて11分長くなり、ゲームや趣味など余暇時間も1日平均1時間8分で16分長くなりました。
19歳以上の成人の労働時間は、1日平均3時間43分で、5年前に比べて5分縮まったのに対して、睡眠や食事など生理的に必要な時間は、19分伸びました。
また共稼ぎが増えたことで、成人男性の家事の時間は1日平均47分と、5年前に比べて5分伸び、女性は3時間28分で9分縮まりました。
一方、教科書を除く読書の時間が1日10分以上の人の割合は、国民の10%で、5年前に比べて1.5ポイント減少しました。これに対して、テレビを見る時間は、1日平均1時間55分でした。
今回の生活時間調査は、全国の1万2000世帯を対象に行われ、回答者は10分ごとに自分が何をしたかを日誌をつけるか形で記録しました。