アメリカが最近、北韓の核脅威に対応するために最新鋭のイージス艦を日本に配備したことを受けて、北韓が激しく非難し、これまでの警告を聞き流してはならないと威嚇しました。
北韓の朝鮮中央通信は29日、論評で、アメリカがこのほど、最新鋭のイージス艦を横須賀港に配備したことや、来月アメリカの無人偵察機4機を三沢飛行場に一時配備することなどを挙げ、「アメリカの侵略的本性がまたもや現われた」と非難しました。
続いて、「アメリカの核脅威に対応するため、われわれにはすでに戦略、戦術ロケットを備えた強力な打撃集団があるという事実を肝に銘じるべきだ」と警告しました。
また「われわれは核戦争にも、サイバー戦争にも備えているとした警告を聞き流してはならない」と強調しました。
北韓は、アメリカが最近、北韓のミサイル脅威などに備えるために、日本を中心に軍事的対応態勢を整えているほか、人権報告書を発表し、国連が北韓人権事務所をソウルに開設したことで、韓国やアメリカに対する威嚇の度合いを強めています。