韓国空軍が初めて導入する空中給油機に、ヨーロッパのエアバス・ディフェンス・アンド・スペースのA330 MRTTを選定したと、防衛事業庁が30日、発表しました。
候補機種にはA330 MRTTのほか、アメリカ・ボーイングのKC46A、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)の3機種が挙がっていました。
空中給油機事業の総予算は1兆4881億ウォンで、2019年までに合わせて4機を導入します。
A330 MRTTは、2007年に民間航空機のエアバスA330-200を改良して開発された多目的空中給油機で、燃料の搭載量は111トンに上ります。
全長58.8メートル、胴体の幅は5.6メートルで、次世代の空中給油機としては最も大きく、現在、オーストラリア、サウジアラビア、イギリスなどで合わせて24機が運用されています。