マーズ=中東呼吸器症候群の新たな感染者は4日連続で発生しておらず、隔離対象者も2日連続で減っていることから、保健当局は、感染が沈静化しつつあるとみて、来月10日頃、マーズの「終息宣言」を出せるよう、防疫体制をより一層強化しています。
保健福祉部は1日午前9時までに、新たな感染者が4日連続で発生しておらず、死亡者もいないと発表しました。
これまでの感染者は182人、死亡者は33人です。
現在、治療中の患者は40人で、このうち12人の容体が不安定な状況です。
マーズが完治し、退院した人は2人増え、合わせて97人となり、これまでの感染者の53.3%となっています。現在、隔離対象となっているのは2451人で、前の日に比べて187人減り、2日連続減少しています。
このため、保健当局は、予断を許さないとしながらも、現在、集中管理中の7つの病院での最大潜伏期間が終わる今月12日から1か月後の来月10日頃、マーズの「終息宣言」を出せるのではないかとみて、防疫体制をより一層強化しています。