ギリシャが、IMF=国際通貨基金に対する債務を返済できず、事実上のデフォルト状態に陥ったことで、韓国政府は1日、関係部署による合同会議を開き、金融市場への影響について点検しましたが、「具体的なアクションプランを出すほど状況は悪化していない」とする判断を出しました。
1日未明、ギリシャはIMF=国際通貨基金に対するおよそ2兆ウォンの借金を返済できず、事実上のデフォルト状態に陥りました。
関係部署による会議のなかで、企画財政部の関係者は、「ギリシャが返済日までに借金を返済できないというのが大方の予想だった」としたうえで、韓国金融市場の目立った動きはないとして、「政府が具体的なアクションプランを出す段階ではない」とする見解を示しました。
韓国政府は、「ギリシャとの貿易規模や韓国の対外健全性からみて、ギリシャ情勢が韓国経済に及ぼす影響は制限的だ」とする見方をとっています。