深刻な干ばつに見舞われている北韓がイランに緊急支援を求めたもようです。
国営イラン通信のIRNAが報じたところによりますと、イラン駐在北韓大使は先月30日、イランの赤新月社の代表と会って、干ばつへの支援を求めたということです。
IRNAは、この北韓大使が、北韓は食糧不足など経済難に陥っているとして、干ばつに対応できる農業装備などを最大限支援してほしいと話していたと伝えました。
これに対してイランの赤新月社の代表は、状況を把握したあと、支援するよう最善を尽くすと答えたということです。
北韓大使のこうした要請が、パク・ボンジュ内閣総理の名義で行われたとされていることから、北韓は、海外公館を通じてほかの国にも支援を要請した可能性があるとみられます。
韓国の洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官は先月、北韓の干ばつによる被害に対して支援する用意があると示していて、中国外交部も北韓の要請があれば支援すると話しています。