マーズ=中東呼吸器症候群(MERS)の新たな感染者が5日ぶりに、1人確認されました。
保健福祉部の中央マーズ管理対策本部が2日、発表したところによりますと、三星ソウル病院の看護士1人がマーズに感染していることが新たに確認されたということです。
183人目の感染者となるこの患者は、マーズ感染者の治療に当たっていたところ感染したとみられ、防疫当局は、この患者の感染経路や感染後の動線などについて詳しく調べています。
三星ソウル病院では、これまで合わせて88人のマーズ感染者が確認され、このうち、5人は医師や看護士などの医療スタッフです。
新たな感染者が確認されたことで、マーズの「終息宣言」は、予想より遅れることになりそうです。
一方、マーズが完治し、退院した人は前の日より5人増えて、合わせて102人となりました。
隔離対象者は213人減って、合わせて2238人で、隔離から解除された人は、これまでの累計で1万3821人となりました。