韓国の2大労働団体の一つ、韓国労総=韓国労働組合総連盟は2日、政府の労働市場の構造改革阻止に向けたゼネストの賛否を問う投票を実施し、賛成多数で可決したと発表しました。
韓国労総によりますと、組合員77万2158人中57.3%にあたる44万2547人が投票に参加し、このうち89.8%が賛成票を投じました。
韓国労総は、「政府が労働市場の構造改悪を敢行する場合、ゼネストに突入する」と表明しました。
韓国労総がゼネストを決議するのは1997年以来18年ぶりで、ストの時期は政府の出方を見極めながら決める方針です。
ゼネストに突入すると、1403の事業場のおよそ45万人の組合員が参加することになります。
韓国労総は、13日から国会前で座り込みを始めるほか、各地の労働庁に対しても集会を開くことにしています。