三星(サムソン)ソウル病院に勤務する24歳の看護師が、新たにマーズ=中東呼吸器症候群に感染したことが確認されました。
保健福祉部は、三星ソウル病院に勤務する24歳の女性看護師が、184番目の患者として最終的に陽性判定を受けたと2日、明らかにしました。
この看護師は、隔離病棟で、マーズ患者の治療に当たっていました。
三星ソウル病院では、前の日にも、看護師が183番目の患者として判定を受けています。
これで、感染者は184人となりました。
三星ソウル病院では、これまで合わせて89人のマーズ感染者が確認され、このうち、11人は医師や看護師などの医療スタッフです。
医療スタッフの感染が続いていることについて、身につけた保護具を脱ぐ過程で、追加感染が発生した可能性が提起されていて、病院側の感染管理の不手際を指摘する声が出ています。
一方、マーズが完治し、退院した人は前の日より7人増えて、合わせて109人となりました。先月30日以降、新たな死亡者は出ていません。
現在、治療中の患者は42人で、このうち12人の容体が不安定な状況です。
隔離対象者は171人減って、合わせて2067人で、隔離から解除された人は、これまでの累計で1万4062人となりました。