三星ソウル病院で、患者を治療中にマーズ=中東呼吸器症候群に感染する医療スタッフが相次いで発生していることを受けて、保健福祉部は、現在、この病院で治療を受けている患者15人のうち12人を、国家指定隔離病床に移すことになりました。
保健福祉部の中央マーズ管理対策本部が3日の定例会見で明らかにしたものです。
それによりますと、三星ソウル病院で治療中のマーズ患者15人のうち、退院を控えた人など3人を除く12人を、国家指定隔離病床がある国立中央医療院やソウル市ボラメ病院などに移して治療するということです。
また、三星ソウル病院でマーズ患者と接触した医療スタッフ、およそ900人に対し、感染の有無を確認し、症状がある場合は隔離措置を取るとしています。
さらに、三星ソウル病院の医療スタッフを対象に、個人用保護具の使い方などに関する教育を行うとしています。