公州(コンジュ)・扶餘(プヨ)・益山(イクサン)の山城や古墳など百済時代を代表する遺産を網羅する「歴史遺跡地区」が韓国時間で4日午後、ドイツのボンで始まるユネスコの会議で世界遺産に登録される可能性が高くなっています。
「百済歴史遺跡地区」について、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関のイコモス(国際記念物遺跡会議)は、この地区の遺跡群が建築、科学技術、都市計画などの発展に重要な影響を与えたとして、世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告を5月に行っています。
「百済歴史遺跡地区」は、忠清南道公州市と扶餘郡、全羅北道益山市など8か所にあり、寺院や城郭などの建築物、古墳と石塔などは、百済の建築技術や来世への考え、芸術性を克明に伝えています。
「百済歴史遺跡地区」が世界遺産に登録されれば、韓国の世界遺産は合わせて12件となります。
一方、日本が世界遺産への登録を目指す「明治日本産業革命遺産」についての審査は、韓国時間で4日夜10時から始まる予定です。