マーズ=中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大の影響で、6月の航空旅客数は、去年の同じ時期に比べて10%減少しました。
国土交通部によりますと、6月の航空旅客数は1年前の去年6月に比べて10%減少して599万5000人でした。
また、6月に韓国の大手航空会社の大韓航空とアシアナ航空の航空便で韓国を訪れる予定だった人のうち予約をキャンセルした人は、国際線が20万3000人、国内線が4万人に上りました。
これについて業界関係者は、「6月の韓国の航空路線全体の搭乗率は、1週目は去年に比べて増加していたが、2週目からはマーズの感染拡大を受けて予約のキャンセルが増え、4週目の搭乗率は、去年に比べて国際線が22.2%、国内線が15.3%減少している。しかし、6月の4週目からは予約のキャンセルが減少しており、7月と8月の航空路線の予約率は、去年の水準に回復するものとみられる」と説明しています。